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おひさまデュオの鑑賞教室

相馬市におけるエル・システマジャパンの重要な活動の一つである鑑賞教室が7月4日、市内の3つの小学校(飯豊、大野、山上)で開催されました。今回の鑑賞教室のために相馬を訪問してくれたのは、「おひさまデュオ」の大澤愛衣子さんと阪永珠美さん。ふたりともエル・システマジャパンの弦楽器指導フェローとしても活動してくれています。大澤さんは今年3月に東京芸術大学を卒業し、プロ演奏家として活躍。阪永さんも東京芸大大学院に通いながら演奏活動を展開されています。

バイオリン演奏を生で聴く機会がほとんどない相馬の子どもたちは、お忙しい中かけつけてくれた「おひさまデュオ」の演奏に心を躍らせたようです。飯豊小児童代表の6年生の小野さんは、「大澤さん、阪永さん。今日は僕たち飯豊小学校に来てくださり、本当にありがとうございました。バイオリンの音色は、とても優しい音だと思います。元気な曲を聴くと、優しい気持ちになれます。今日の演奏の「金婚式」という曲では、お祝いされる2人を思い浮かべてこちらまで嬉しい気持ちになりました。おふたりの演奏を生で聴くことができ、とても楽しい時間でした。今日は本当にありがとうございました」とお礼の言葉を述べました。

「おひさまデュオ」の阪永さんは、「1曲弾くごとに感想を言ってくれたり、表情からも子どもたちが興味を持って聴いてくれているのが伝わってきたりして、うれしかったです。これまで何度も相馬を訪れて、相馬と相馬のみなさんにとても愛着を感じます。これからも、音楽を通して関われたらと思います」と話しました。また、大澤さんは、「子どもたちの感性豊かな反応を目の当たりにし、驚きと感動の連続でした。高学年の生徒たちの真剣な眼差しも印象的でした。山上小学校は去年に引き続き2回目でしたが 覚えてくれている子がいたのは嬉しいことでした。またうかがえるのを楽しみにしています」との感想を伝えてくれました。

このような学校現場を通した活動をこれからもエル・システマジャパンは丁寧に実施していきます。

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