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エル・システマジャパンとは

エル・システマジャパン(Friends of El Sistema Japan)は、子どもたちが音楽に向き合うことをとおして、自信や尊厳を取りもどし、自分の人生を切り開いていく力をはぐくむことを目的に、福島県相馬市、岩手県大槌町から活動を開始し、現在では長野県駒ヶ根市、東京都の4拠点で活動しています。

活動の礎となっているのは、ベネズエラで45年以上前に産声をあげた「エル・システマ」という音楽教育プログラム。家庭の経済状況や障害にかかわらず、希望する子どもなら誰でも無償でオーケストラやコーラスに参加できる環境を整え、継続的に質の高い指導を行う「エル・システマ」は、世界70以上の国や地域で展開されています。
東日本大震災が発生した翌年の2012年、エル・システマジャパンは、被災地の子どもたちを支援していくためにその一歩を踏み出しました。

同年、福島県相馬市では「相馬子どもオーケストラ&コーラス」が結成され、現在総勢90名の子どもたちが活動しています。特に高校生は、率先して国内外との交流活動を先導する存在に成長しています。鑑賞教室の開催、鼓笛隊への指導等、地元の小学校への包括的な音楽支援も含め、市内約2,000名の子どもたちが対象になっています。

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2014年からは、岩手県大槌町にて放課後クラブや中高生の吹奏楽部の活動への支援も始まり、合わせて約100名の子どもたちが音楽活動に参加し、「大槌子どもオーケストラ」として活動しています。

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2017年3月からは、被災地以外でも、相対的に芸術にかかわる機会の限られている地域や子どもへと活動の対象を広げていきました。長野県駒ヶ根市においてスタートした弦楽器教室には、現在は市内全域から80名の児童、生徒が弦楽器教室に集まっています。

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2017年に立ち上がった「東京ホワイトハンドコーラス」は東京芸術劇場を拠点に、共創の音楽活動とはどういうものかを探りつつ、中心となるきこえない子どもやみえない子どもの当事者性を大事にしながら活動を続けています。

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個人で学ぶ習い事とは異なり、子どもたちは年齢や違いを超えて交流する機会を得ながら、音楽を通して誰とでもコミュニケーションを図れることも学びます。子どもたちは日々の練習の成果を、地域の敬老会や子ども音楽祭、海外のユース・オーケストラや世界的なアーティストとの共演といった形で、公の場で披露してきました。音楽を通して自己を表現し、仲間と連帯意識を深め、また受け手ともつながるという経験は、子どもたちにとってかけがえのないものです。

新型コロナ感染に見舞われた現在、誰もがさまざまな困難に直面していますが、わずかでも仲間とつながり歌い奏でることは、日々の生活を潤す大きな喜びであり、子どもたちを前進させています。どんなときにも人々と分かち合える音楽は、必ずや人生の糧となっていくでしょう。

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音楽を通して生きる力を育む
エル・システマジャパンは3つの支援策を柱に、
各地やグループの状況に応じた音楽活動を行っています。

1.直接的な取り組み

2.学校を通じた支援

3.総合的な支援

楽器の購入・修繕

子どもオーケストラ
子どもコーラス
作曲教室

部活動支援
音楽事業支援
専門家の派遣