エル・システマ子ども音楽祭2018in 駒ヶ根
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(FESJ/2018/Kayo Kato)
11月17日(土)に長野県駒ケ根市の駒ヶ根市文化会館大ホールにて『エル・システマ 子ども音楽祭2018 in 駒ヶ根』が行われました。
昨年3月にエル・システマジャパンと駒ヶ根市が協力関係を築き、「音楽を通じて生きる力をはぐくむ事業」の実施が決定。駒ヶ根での弦楽器教室の開始からおよそ1年半が経ちました。昨年駒ヶ根市内1校の小学校を対象にしていた活動も、2年目の今年は、7月から希望する市内すべての小学校児童に門戸が開かれ、現在総勢86名の生徒が参加しています。
1年目クラス~キラキラ星変奏曲 (鈴木鎮一作曲)
1年目のクラスの子どもたちにとってはこの日が初めての舞台でした。「今日は何人(観客が)いるかなぁ」「すっごくドキドキしている」という声が挙がった一方、「全然緊張してない!」という余裕の声も…!それぞれがさまざまな想いを抱きながら本番へ臨みました。1000人の観客を収容できる大きなホールで、小山先生の伴奏に合わせ、元気いっぱい堂々と弾きました。1年生クラスの演奏を2年目クラスの子どもたちは、優しい表情で温かく見守っていました。演奏後、「今日、楽しかった人?」という花村先生の問いかけにみんな大きな声で「はーい」と返事をし、また「友達が聞いてくれた」「いつもより上手く弾けた」「また弾きたい」など口々に興奮気味に教えてくれました。
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2年目クラス~
セレナード第13番ト長調K.525アイネ・クライネ・ナハトムジーク
(モーツァルト作曲)
昨年の子ども音楽祭では「メリーさんの羊」を演奏した、現2年目クラスの子どもたち。日々の練習に加え、弦楽器発表会や、地域のイベントなど人前で演奏する機会に恵まれ、また相馬との合同練習に参加するなどハイレベルな音楽に触れ、着実に実力をつけてきました。今回は昨年よりもぐっと難易度の高い「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を披露し、子どもたちの堂々とした演奏、上達ぶりに会場は大きな拍手に包まれました。指導に携わるフェロー(弦楽器指導のボランティア)も1年前から大きく成長した姿に胸が熱くなった、と振り返ります。2年目のメンバーの多くは2週間後に東京で行われるエル・システマガラ・コンサートにも出演予定です。「ドキドキするけど楽しみ。頑張りたい」とやる気いっぱいの子どもたち。東京芸術劇場で練習の成果が発揮できますように…!
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音楽祭を振り返って~
子ども音楽祭はエル・システマだけではなく、音楽が好きな沢山の子ども・大人たちの発表の場でもありました。駒ケ根市内で活動する子ども合唱団、中学校の音楽部、和楽器隊なども素敵な歌や曲で会場を魅了しました。スペシャルゲストとしてソプラノ歌手のコロンえりかさんが、 les filles de Cadixをはじめとしたラテン系の曲を歌ってくださいました。普段なかなか聞く機会のないジャンルの音楽やスペイン語の響きは子どもたちにとって、とても刺激的なものだったでしょう。またこの日、エル・システマフェローアンサンブルは「ヴァイオリン協奏曲集「四季」よりOp.8, No.1, RV269 ホ長調「春」」を演奏してくれました。普段指導をしてくれるお兄さん、お姉さんたちの真剣な演奏に子どもたちの視線はくぎ付けでした。
駒ヶ根で日々指導にあたる小山浩実先生は本コンサートをこう振り返ります。
「夏にはじめてヴァイオリンを手にした子ども、昨年からチャレンジし続けてきたヴァイオリン、ヴィオラの子ども、何年もヴァイオリンを習ってきた子ども・・・2年目となった駒ヶ根子どもオーケストラの中には様々な子どもたちが存在しています。それぞれがもてる力を存分に発揮し、そしてお友だちやフェローの演奏を見て次の目標が心に芽生えたのではないかと思います。これからとっても楽しみです。」
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2018年は日本・ベネズエラ外交関係樹立80周年、最初の日系移民のベネズエラ到着90年の年にあたります。開会に際して駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使館イシカワ大使は「子どもたちにベネズエラと日本の懸け橋になってほしい」とお話しされました。
開催にあたりまして、駒ケ根市、駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使館、関係者の皆さまのご協力に心から感謝いたします。
(文:竹下知里 エル・システマジャパンインターン)