第3回日経ソーシャルイニシアチブ大賞。錚々たるNPO、団体、企業の皆様と並んで、エル・システマジャパンも32のファイナリストに東北部門から選んでいただきました。申込団体・プロジェクトが400を越えていた中でのファイナリストなので、大変光栄です。
今日は、その表彰式&記念シンポジウム。代表の菊川も参加させていただき、様々な社会問題に対して、熱い思いをもちながら持続可能な支援の仕組みづくりに取り組んでいる方々の話を聴く機会にも恵まれました。受賞者の皆様、本当におめでとうございます。
相馬でのエル・システマの活動が始まってから3年、大槌の事業はようやく1年になるところ。まだまだ課題もたくさんありますが、ここまでやってこれて、このような賞で評価をいただけるようになったのは、資金面で、またそれ以外の分野でご支援いただいている個人、企業、団体の皆様のお陰です。
エル・システマジャパンが考えている事業モデルは、民のリソースを最大限に生かしながら、官(公)がオーナーシップを取る特殊な形態。民間でできることは民間でという考え方は全く正しいと思いますが、次世代育成であったり、コミュニティー再生といった、本当に公共財として必要なことは、あくまでも公が責任をとって主導する必要性と意義があると考えます。
音楽を通して子どもたちが生きる力を育むことで人が繋がる、地域が変わる。まだまだ始まったばかりの相馬市、大槌町とエル・システマジャパンの取り組みを応援いただければ幸いです。