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邦楽器鑑賞&体験教室@相馬市立飯豊小学校

週末のオーケストラやコーラスがメインの相馬でのエル・システマの活動ですが、教育委員会との協同事業ゆえ、当初から学校現場での支援活動も重視しています。

相馬のように小さな自治体だと小規模校が中心で、音楽専科の先生は殆どの学校にいません。そうした中、より充実した音楽の授業が提供できるよう、鑑賞教室、リコーダー、ピアニカ等の教育楽器の専門指導、鼓笛隊の支援等をエル・システマジャパンとして行なっています。被災地支援事業でもある文部科学省の緊急スクールカウンセラー等派遣事業の枠組みを使って、地元を中心とした外部人材を活用しています。

こちらは、11月21日に市内飯豊小学校で行われた、5年生全員を対象とした邦楽器鑑賞と体験を両方できるプログラム。地元の琴教室の全面的な協力の元、門馬先生とその門下の生徒さんが総動員。門馬先生と、前教育委員会エル・システマ担当で、現在は農民音楽家(!)の植田さんによる「春の海」。

その後は、門下の生徒さんが持ってきて下さったお琴を、子ども達が体験。1台に4人ということで、ちゃんと時間を決めて順番に「さくらさくら」を試してみました。リコーダーでの演奏も交えつつ、皆、それなりの雰囲気に。

なかなか身近でない邦楽器を、こうした形で聴いて触れる機会があるのは、本当に貴重だと、先生方、教育委員会にも好評です。

文化芸術へのアクセスが限られる子ども達が、本物を体験し、音楽への学びを深められること。日本でのエル・システマの一つの重要なテーマですので、皆様、応援頂ければ幸いです。

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