4月に開催予定だった「世界子ども音楽祭2020 in 東京」の八木澤プロジェクトコーディネーター。日本IBMの社員にもかかわらず、1年間の有給ボランティア休暇を取ってエル・システマジャパンにがっつり関わってくれました。
残念ながら、コロナ禍で世界子ども音楽祭は来年3月末に延期といった状況ですが、休暇の期限はきてしまい、今月1日からは日本IBMに戻ることに。
実は、もともと彼女は、エル・システマジャパンの活動を現場支えるフェロー(指導ボランティア)でもあり、そのコーディネーターであり、また、フェローを中心に構成されたフェローオーケストラの代表でもあります。
従って、今回の音楽祭準備の仕事では様々な細かな調整業務や、裏での庶務業務があったのですが、そうしたところを、フェローやフェローオケメンバーに関わってもらいながら、上手くまとめていってくれたのです。
しかも、こうして沢山の人を巻き込むことや、自身のITスキルを使って、組織として、やりたい、やるべきだと思っていた総務面での課題も、一つ一つクリアしてくれたことが、団体としては大変有り難かったです。何より、スタッフのモチベーションアップに大きく繋がったのです。
今から7年前の今頃に、エル・システマジャパンに是非ともボランティアで関わりたいと来てくれた、初期フェローの一人が彼女。社会人として忙しいにもかかわらず、被災地に自ら足を運んで、自分ができることを探しながら辿り着いてくれた相馬子どもオーケストラでの楽器指導補助。当時は、仙台からの代行バスしかなく、夜行バスで仙台経由で頻繁に来てくれていたことが懐かしいです。
八木澤さん、何から何までありがとう。また、彼女に1年間もの有給休暇を与えて下さった日本IBMさんには、心より感謝申し上げます。
世界子ども音楽祭の準備業務は、後日紹介致します新たにチームに入った事業を統括するチーフコーディネータが引き継ぎます。しかし、八木澤さんにフェローやフェローオケ代表、そして、様々な知見を生かした本部ボランティアとして関わって頂くことには変わりありません。
今後とも、よろしくお願い致します!
写真クレジット) FESJ/2013/Mariko Tagashira