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2021年度「国際交流基金地球市民賞」を受賞しました!




《2021年度国際交流基金地球市民賞を受賞しました》


総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関として、1972年に設立された国際交流基金。1985年から国際文化交流を通じて日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深め、相互の知恵やアイディア・情報を交換し、ともに考える団体に対して「国際交流基金地球市民賞」を贈呈しています。


エル・システマジャパンは「文化・芸術による地域づくりの推進」分野で貢献したとして、今年度受賞3団体に選定されました。この3月で、設立10年を迎える団体としては、これほど名誉で嬉しいことはありません。受賞の言葉として、代表の菊川が寄せたメッセージをここに紹介させて頂きます。

「地球市民賞受賞の喜びを、活動を支える全ての仲間と共有したいです。10年前の今頃、日々悶々と考えていました。被災地の子どもたちの未来をつくるために、エル・システマは何ができるのかを。資金はなく、実現できる保証は全くありませんでした。そうした中、志の高い地域の人々や、背中を押し、支援してくれた国内外の応援団がいました。心より感謝の気持ちを伝えたいです。これからも、ますます精進していきたいと思います。」



【国際交流基金による授賞理由】(全文)

◆子供たちが音楽を通して生きる力を育む

エル・システマとは、オーケストラ活動を通じて貧困等の社会課題に取り組むことを目的に、南米ベネズエラで始まった音楽教育プログラムである。このプログラムを日本で展開する同団体は、福島県相馬市という東日本大震災と原発事故で甚大な被害を受けた町で、日常を失った子供たちに何か生きる希望を持ってほしいとの思いから設立された。その活動は、その後岩手県の大槌町、長野県駒ケ根市まで広がり、海外の子どもたちと合同でオーケストラやコーラスの練習、コンサート開催にまで至るという大きな成長を見せている。音楽を通じて子どもたちが世界とつながり、自分に自信を持つよう工夫された活動であり、同時に地域活性化にも貢献している。


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