東京子どもアンサンブルはじめてのコンサート開催＆クラウドファンディング実施中！

視覚に障害がある子どももない子どもも一緒に歌うインクルーシブなコーラスグループ「東京子どもアンサンブル」の初めてのコンサートを開催します。コンサートは12月25日(日)東京・Hakuju　Hallで行われ、世界的なソプラノ歌手・田中彩子さん（「舞鶴子どもコーラス」特別顧問）がゲスト出演します。

東京子どもアンサンブルは、2017年に「東京ホワイトハンドコーラス」として聴覚に障害のある子どもたちを中心にスタートし、翌年からは視覚障害の子どもたちも迎えて、美しいハーモニーと楽しさを追求してきました。

2022年、それまでのインクルーシブという概念やそれぞれの当事者にとっての”音楽”をとらえなおし、名称を「東京子どもアンサンブル」へと変更。現在は、視覚障害の子どもたちが参加しやすい環境を大事にしながら、インクルーシブな社会づくりに共鳴する子どもたちなら誰もが参加できる、高みを目指すコーラスの活動を行っています。

この5年間の活動を通して、自分の意思を表現できるようになったり、コンクールに挑戦し結果を出す子もいるなど、子どもたちの成長は目を見張るものがあります。

そんな子どもたちにとってはじめてのコンサート。コロナ禍で難しくなっていた、障害のある無しにかかわらず、歌いたい子が集まって、仲間と一緒に自己表現するというインクルーシブな創作活動にとっての、大切な大切な発表の機会です。

今回、世界的に活躍するソプラノ歌手・田中彩子さん（「舞鶴子どもコーラス」特別顧問）がゲスト出演してくださいます。子どもたち、田中彩子さんともにクリスマスにちなんだ曲を皆さまにお届けします。田中彩子さんとの共演は、2021年9月「いま、夜が明ける！ー音楽の光」コンサート以来。田中さんとは、このコンサートをきっかけに交流を重ねてきました。

また、田中さんと、地元の関係者の強い思いから実現した「舞鶴子どもコーラス」と、東日本大震災、原発事故、度重なる地震を乗り越えてきた「相馬子どもコーラス」は音と映像で友情出演します。

現在、コンサート開催に向けての資金の一部をクラウドファンディングで募っています。コンサートには合計で480万円ほどの費用を見込んでいて、そのうち、200万円をクラウドファンディングでまかないます。

11月2日（水）から「READYFOR」にてクラウドファンディングをスタートし、12月18日(日)23:00まで開催します。

コンサートのチケット販売をこちらで兼ねるほか、リターンには、エル・システマジャパンのスペシャルサポーターである河北麻友子さんのサイン入りTシャツや、田中彩子さんと舞鶴子どもコーラスの子どもたちが寄付者のために特別に歌うバースデーソング動画なども用意しています。また、エル・システマジャパンの活動拠点の見学コース（相馬、大槌、駒ヶ根、舞鶴）もあります。

ぜひご覧になってみてください。https://readyfor.jp/projects/104688

12月のコンサートを無事開催し、団体として新たに掲げた「誰もが自由で創造性を発揮できる共生社会」というビジョンを実現していくためには、今回のクラウドファンディングキャンペーンの成功が欠かせません。

子どもたちからみなさまへ、クリスマスの贈り物となる音楽のひとときをお送りします。

どうぞ応援頂ければ幸いです。