フェローの1日 

相馬編   

 

(1)約1か月前

各自、練習日程表に毎週日曜日のスケジュール(相馬に指導に行けるか)を記入。それを元に誰がどの週の弦楽教室を担当するか決めます(週に2~3人)。担当になった人はJR週末パスの手配をします。

 

(2)弦楽器教室1週前

指導アドバイザーの浅岡先生とアポイントを取り、ミーティング

(場所は渋谷の先生の事務所が多いです)。

(3)弦楽教室当日

6:00 東京駅から仙台行きの新幹線に乗車

8:00 相馬行きの電車に乗車

9:20 相馬到着。現地の先生方と会場の準備

10:00 週末教室スタート!午前中は小学生中心の初級クラス

12:00 お昼休み

13:00 午後の部スタート!小中学生、高校生が参加する経験者クラス

16:30 練習終了、片づけ、反省会

             その日の練習進捗や、気になることを報告します。

17:00 仙台行きの電車に乗車

18:30 東京行きの新幹線に乗車

20:00 東京駅到着、解散

| 大槌編  

 

(1)約1か月前

相馬と同様に、練習予定表に行ける日を記入。

相馬の弦楽器教室と日程が重なり、相馬に行ける人が少ない場合は、相馬の担当となることもあります。

大槌に行くフェローは、基本的には各回1名です。

大槌行きが確定したら、夜行バスを手配します。

 

(2)弦楽器教室1週前

現地指導者の櫻井先生と、当日の行動スケジュールを確認します。

(大槌は気軽に時間を過ごせる場所が少なく、移動手段も櫻井先生の車が基本となります。)

 

(3)弦楽教室前夜

21時半池袋駅発の夜行バスにて大槌へ出発!

(4)弦楽教室当日

7:50  大槌着

櫻井先生の車で教室へ移動。朝食を取りながら、その日の予定参加者や、課題などを確認

10:00 自主練習スタート

12:00 お昼休み

16:00 バイオリン教室スタート

17:50 釜石駅から新花巻駅への電車に乗車

18:00 練習終了

20:00 新花巻駅から東京行きの新幹線に乗車

23:00 東京駅到着、解散

 

*夜行バスや宿泊の場合は、練習終了後に観光・反省会・夕飯

フェローが大切にしていること

ピア・ラーニングの実践

エル・システマの創設者、アントニオ・ホセ・アブレウ博士が立てた原則のひとつが、互いに協力し合い、教え合うことです。

「あなたはA、B、Cという3つのことしか知らないとする。でもそれは、あなたにはAとBとCを教えられる能力があるということ。教えることによって自らも学び、あなたの力はさらにDやEやFまで伸びていく」。これはアブレウ博士の一貫した考えです。

 

エル・システマジャパンにおいても年上で上手な子を中心としたピア・ラーニングの仕組みを整えていけるようにしていますが、きめ細かい指導のためにも、子どもたちの間での教え合いが円滑に進むようにフェローがそばで見守り、支えてあげる、ファシリテーターのような役割がますます重要になってきています。

(C)2014 by

Peter Brune

現地の要望に耳を傾け、変化を恐れない

元々「エル・システマ ”El Sistema”」とは、英語で”the system” = 「システム」そのものを指しています。エル・システマ自身が「存在しているけど、まだかたちになっていない」もので、世界各国で行われるエル・システマの教室では、統一されたメソッドや教材はなく、それぞれの国が抱える問題や背景に根ざして最適な指導ができるように、各国の先生が試行錯誤しています。指導にあたってフェローというボランティアが関わるのも、日本独自の仕組みになっています。

地域も、子どもたちも、エル・システマの組織も一刻一刻と変わり、成長していきます。フェローも日々現場の子どもたちと接する中でその変化を見逃さず、要望にあわせて柔軟に変化していくことが求められています。