大槌クリスマスコンサート2022
2022年4月29日
「Tokyo Cantat 2022 オープニングコンサート」イベントレポート
大槌子どもオーケストラ クリスマスコンサート 終演!!
12月18日(日)、今年も「大槌子どもオーケストラ クリスマスコンサート」を無事に開催することが出来ました。
ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
子ども達はリハーサルから真剣に取り組み、立ち位置や演出などを確認したり、リチャードさんからのアドバイスを受けながら、良い演奏を届けられるように開演ギリギリまで練習を頑張りました。
コンサートデビューとなった4年生3人も緊張していたようですが、そんなことを感じさせない堂々とした演奏を披露してくれました。
また、いつも子ども達の活動を支えていただいている、槌音弦楽アンサンブルの皆様にもご出演いただきました。
そして今回は、3年ぶりに大槌においでいただいたロサンゼルス・フィルのビオラ奏者リチャード・エレジーノさんはじめ大槌町出身のミュージシャン、臺隆裕さんと北湯口佳澄さんの素敵なゲストをお迎えしての演出もあり、とても聴きごたえのあるコンサートとなりました。
今年も色々と大変な年でしたが、スタッフの方々や保護者の皆様、関係者の皆様にご協力いただき、無事1年の締めくくりとすることが出来ました。
今年1年大槌子どもオーケストラへの応援ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
合同での練習も本番当日の朝が初めて、というタイトなスケジュールでしたが、東京・相馬のコーラスの子どもたちはリハーサルで何度か一緒に声を合わせるうちに、お互いの存在をとても心強く感じた様子で、休憩時にはすっかり打ち解けて、楽しく話す光景も見られました。また、指揮の古橋先生が「オーケストラに合わせて歌ってみてどうだった?」とリハーサル後にコーラスの子どもたちに聞くと、「すごい!!」と素直な返事が返ってきてオーケストラを拍手で称える場面もありました。
そして迎えた本番。ゆったりとあたたかな響きの弦楽の前奏に続き、1曲目の〈空のうた〉が子どもたちの明るく爽やかな歌声で始まりました。最初は少し緊張した様子を見せていた子どもたちですが、2曲目の〈樹のうた〉、3曲目の〈風のうた〉と曲を追うごとに、どんどんホールの響きをつかんで味方につけ、4曲目の〈水のうた〉では、広いホールいっぱいに歌声が満ちていきました。短い15分間の中でも一つまた成長を見せてくれた子どもたちへ、会場からは大きな拍手が送られました。東京子どもアンサンブルの子どもたちの中には目の見えない子、見えにくい子もいます。コーラスの子どもたちは目の見える子が見えない子の手引きをして、拍手の中、退場していきました。続いて伴奏のオーケストラの子どもたち・フェローの皆さん、最後の一人が舞台の袖に入っていくまで、会場のお客さんの熱心な拍手が鳴りやみませんでした。
子どもたちは「お客さんの前で歌うのが久しぶりだったので緊張した」と話す子も多かったのですが、「声が響いて気持ちよかった」「楽しかった」とみんな明るい表情で口々にコンサートの舞台に立てた感激を話してくれました。
素晴らしい機会を作ってくださったTokyo Cantat の皆さんと古橋先生、そして、最後のリハーサルまで熱心にご指導くださった音楽監督(オーケストラ)木許先生を始めとする先生方、付き添いなどをご協力くださったボランティアの皆さん、子どもたちを温かく見守ってくださったベスティフルさんをはじめとする出演者の皆様、そして、ご来場くださったお客様に心から感謝いたします。
ありがとうございました!
(文:エル・システマジャパン広報官
田添菜穂子)
2022年4月29日(金・祝)5:00PM開演
すみだトリフォニーホール(大ホール)
「Tokyo Cantat 2022 ・オープニングコンサート・240光年の響き~来し方・行く末~ Thoughts over Our Past and Future 」
「行く末」ステージにて
林望 作詩/上田真樹 作曲
「あめつちのうた」
空のうた
樹のうた
風のうた
水のうた
合唱・弦楽合奏:相馬子どもオーケストラ&コーラス・東京子どもアンサンブル
賛助出演:フェローオーケストラ
指揮:古橋富士雄