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2016年3月11日

相馬子どもオーケストラ

ベルリン・フィルハーモニーメンバーとのドイツでの共演!

 東日本大震災から5年を迎える2016年3月、ベルリン日独センターにより、相馬子どもオーケストラ代表メンバーが、ドイツ(ベルリン、ライプチヒ)へ招待されました。この訪問・演奏会への準備も、子どもたちは重ねてまいりました。たいへん貴重な演奏会となりますことから、同行ツアーも実施いたします。公演実施に向けてのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

子どもたちがドイツで演奏します!

 

 相馬子どもオーケストラが、この度2016年3月に、ドイツ(ベルリン・ライプチヒ)にて公演を行う運びとなりました。メインの演目はベートーベン交響曲第5番「運命」。ベルリン・フィルの有志メンバーとベルリンの音楽家達と共に、招待を受けた選抜された37人の相馬の子どもたちが演奏します。相馬ゆかりの曲の演奏も予定されています。

 2年半前に始めた当初は全くの初心者だった大多数の子どもたちも、交響曲を奏でられるようになり、ドイツ公演の成功に向け、日々猛練習を重ねています。

 この度、株式会社エイチ・アイ・エス様の特別なご協力により、同行ツアーの販売も実施されますので、ご興味のある方は、ぜひ、ご一緒にドイツまでお越し頂ければ幸いでございます(ポスターは、3月11日(現地時間10日)20時から行われる、フィルハーモニーホールでのベネフィットコンサート(5年後の福島)の案内です。写真は、フォトグラファーの田頭真理子さんが初めて相馬に来て下さった、週末弦楽器教室が始まった2013年4月の練習風景より。FESJ/2013/Mariko Tagashira。

相馬子どもオーケストラ
ドイツ(ベルリン・ライプチヒ)公演日程・内容(時間は欧州標準時)

移動

 

リハーサル(場所:フィルハーモニー室内楽ホール)

 

IPPNW-Concert、ベルリン・フィルハーモニー財団主催による相馬子どもオーケストラのためのチャリティーコンサート(場所:フィルハーモニー室内楽ホール)

 前半:Philharmonia Klaviertrio Berlinによる室内楽

 後半:相馬子どもオーケストラとの共演

 

  • 予定されている演目

    J.ブラームス ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 op.8

  L.V.ベートーベン 交響曲第5番「運命」ハ単調 op.67

  日本、相馬ゆかりの曲 等

 

  • 予定されているゲスト出演者(2016年1月1日現在)

  Mr. Stanley Dodds指揮者:ベルリンフィル 2nd Vn)

  Mr. Daniel Stabrawa(1st Violin:ベルリンフィル・第1コンサートマスター)

  Ms. Mika Yonezawa(2nd Violin:Komische Oper Berlin・コンサートマスター)

  Mr. Janne Saksala(Contrabass:ベルリンフィル・コントラバス首席)

  Mr. Stefan Schweigert(Bassoon:ベルリンフィル・ファゴット首席)

  他

 

ベルリン日独センターにて、日独センター主催、在ドイツ日本大使館後援の東日本大震災5周年行事における特別演奏謹呈

 

予備日

 

ライプチヒのバッハのお墓のあるトーマス教会にて

ミニコンサート

 

 

 

 

 

移動

3/8

3/9 

3/10

3/11

3/12

3/13

3/14

欧州標準時

終日

19:00~ 

18:00~

15:00~

終日


応援してください!

①エル・システマジャパンのHPから寄付をする

②JapanGiving特別サイトより応援する

チケットを直接購入!

 欧州在住の方、同時期にドイツに行くご予定のある方。ベルリンフィルのプレイガイドにてチケットをオンラインにて購入頂けます。諸経費を除く売上のすべてが相馬の子どもたちへの寄付となります。

なぜドイツ?
~エル・システマジャパンとベルリン・フィルのストーリー~

 

 相馬子どもオーケストラが、ドイツ(ベルリン・ライプチヒ)公演に至ったのには、深い経緯があります。

 東日本大震災から約8ヶ月が過ぎた2011年11月、原発事故による不安より、多くの海外芸能関係者が日本公演をキャンセルする中、訪日し、ユニセフ親善大使として被災地の子どもたちのためにも素晴らしい演奏を披露してくれたベルリンフィルハーモニー。そうした時に、団員の一人であるホルン奏者マクウィリアム氏の「東北には今音楽が必要だ」の一言から始まった、福島県相馬市における日本で最初のエル・システマ式音楽教育の取り組み。

 エル・システマジャパンは、これを契機に、震災で厳しい影響を受けた東北の子どもたちへの音楽を通じてのケアを目的として、設立されました。子どもオーケストラの設立を目指していたものの、資金不足に悩んでいた2012年9月、秋のベルリン音楽祭において、ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラの団員を中心とした行われたIPPNW(International Physicians for Prevention of Nuclear War:国際核戦争予防医師会)チャリティーコンサートが、相馬の子どもたちのために開催されました。子どもオーケストラ設立の実現は、彼らの支援がなければ不可能だったといって過言ではありません。

ベルリン・フィルの木管五重奏。中央がマクウィリアム氏

仙台の小学校での特別コンサート© 日本ユニセフ協会/2011/Mariko Miura

朝日新聞掲載記事(2012/9/18)

相馬子どもオーケストラのドイツ公演の夢が現実に

 

 2012年の9月、秋のベルリン音楽祭において、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団によるチャリティーコンサート後、インタビューを受けた代表の菊川は、「いつか相馬の子どもたちとドイツに」と答えました。(朝日新聞掲載記事)このときの演奏が2013年に出された、「【IPPNW】チャリティコンサート~ライヴ・イン・ベルリン」です。「考える人」(2014年秋発売の第50号)の付録CDにもなっています。上記の写真にもございますベルリンフィル12人のチェリストによる、ピアソラ、バートバカラック、そして、滝廉太郎(荒城の月)の名演奏は聴衆の心に沁み入って深い感動を与えてくれたことは記憶に新しいです。 翌年2013年9月には、ベルリン・フィルの木管五重奏団が相馬を初訪問し、チャリティーコンサートを実施してくれました。誕生してからちょうど100人規模に大きくなった週末弦楽器教室(子どもオーケストラの原型)の子どもたちと合奏でした。今回の渡航メンバーの多くは、この頃弦楽器を始めた子どもたちです。相馬子どもオーケストラとベルリン・フィルの絆は設立当初から今日まで、長く続いてきています。

2012年に行われたIPPNWチャリティコンサート

子どもたちがドイツで演奏します!

 

 ドイツからのご招待により、相馬子どもオーケストラが、この度2016年3月、ドイツ(ベルリン・ライプチヒ)にて公演が実現いたします。震災5年の今、ドイツから子どもたちに思いをかけてくださることへ、感謝のおもいで一杯です。メインの演目はベートーベン交響曲第5番「運命」。ベルリン・フィルの有志メンバーとベルリンの音楽家達と共に、37人の相馬の子どもたちが演奏します。相馬ゆかりの曲の演奏も予定されています。

 2年半前には全くの初心者だった大多数の子どもたちも、交響曲を奏でられるようになり、ドイツ公演の成功に向け、日々猛練習を重ねています。

 この度、株式会社エイチ・アイ・エス様の特別なご協力により、同行ツアーの販売も実施されます。相馬の子どもたちの晴れ舞台をどうぞご一緒に見守ってください。詳細は、1月中旬、同社ページ、およびこちらのページにてお伝えいたします。(写真は、2013年9月にベルリン・フィル木管五重奏団が相馬でのチャリティコンサートに来た下さった時の様子。FESJ/2013/Mariko Tagashira )

2013年のベルリン・フィル木管五重奏団の相馬特別演奏会。地震で倒壊し再建された新しい桜丘小体育館にて(FESJ/2013/Mariko Tagashira)

ベルリン・フィル木管五重奏団の相馬特別演奏会の後、楽器を始めたばかりの子どもたちとマクウィリアム氏(FESJ/2013/Mariko Tagashira)

子どもたちにとってかけがえのない経験に

 

 はじめての海外公演となるドイツツアー。震災からちょうど5年となる3月11日(現地時間では3月10日)に、IPPNW及びベルリン・フィル財団主催による、相馬子どもオーケストラのためのチャリティーコンサートが開催されます。ベルリン・フィルメンバーとの合奏を含む特別演奏です。 そして、翌日は、ベルリン日独センターにて、日独センターと在ドイツ日本大使館後援による東日本大震災5周年行事として、特別演奏を謹呈します。3月13日には、ライプチヒはバッハ所縁のトーマス教会、及び、ライプチヒ独日協会の協力にて、トーマス教会にてミニコンサートを行います。ドイツでのコンサートは、子どもたちにとってかけがえのない経験となるとともに、ドイツの方々へ東北、福島の現状を直接お知らせする良い機会になると信じています。

主催:Japanisch-Deutsches Zentrum Berlin(ベルリン日独センター)(ツアー全体)、IPPNW-Concerts、Stiftung Berliner Philharmoniker(10日コンサート)

共催:一般社団法人エル・システマジャパン(10日のコンサートを除くツアー全体に関して)

後援:在ドイツ日本大使館、相馬市、相馬市教育委員会
協賛:ホテルオークラ東京、Takeda Pharma GmbH & Ko KG、Konica Minolta Business Solutions Deutschland GmbH、株式会社クレハ、ミーレ・ジャパン株式会社
協力:Deutsch-Japanische Gesellschaft Leipzig(ライプチヒ独日協会)、Deutsch-Japanische Gesellschaft Berlin(ベルリン独日協会)、全日本空輸株式会社、     株式会社エイチ・アイ・エス

助成:国際交流基金

*ツアー全体としての2016年1月22日現在での情報です。各コンサート毎の情報は異なりますので、詳細は後日記載致します。

 

お問い合わせ:一般社団法人エル・システマジャパン
tel : 03-6280-6624 e-mail : info@elsistemajapan.org 

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