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相馬での子ども音楽祭、無事開催できました


2020/FESJ/YasutakaEida


新型コロナウイルス感染予防を万全にして望んだ「第6回エル・システマ子ども音楽祭 in 相馬」、既に地元紙のリンク共有でお伝えしておりますが、成功裏に終えることができました。


当初3月に予定していた音楽祭は中止。先行きが見えず、以前は当たり前だった仲間と一緒に合奏することができない中、やはり楽器が大好きで、相馬のみなさんに音楽を届けたいとの思いを支えに頑張った子どもたちと支える先生方。雰囲気も日々盛り上がっていき、最高な気分でコンサートを乗り切ることができたかと思います。


後日、詳細な報告はアップさせて頂きますが、3年前に楽器を手にした管楽器教室の子が、リヒャルト・シュトラウスの難曲をこなし、昨年から弦楽器を始めた子が、甘いR.ヴォーン=ウィリアムスを楽しんでいることが感動的でした。こちらの集合写真の笑顔が素敵です。


代表の菊川が、特に、この音楽祭が相馬での最後の演奏となる、相馬子どもオーケストラができた時から引っ張ってきてくれた現高3生に向けたメッセージ要約を掲載させて頂きます。

「この音楽祭の開催のために尽力下さった全ての人に感謝申し上げます。 共創の音楽で生きる力を育むことを目指した相馬子どもオーケストラ。設立から8年。多くの子どもたちの生きる力は確実に向上したと感じます。言いたいことをちゃんと主張し、聞くべきことに耳を傾けられる立派な人になっています。

ただ、生きる力の中で大切なのは、困難を乗り越えるための勇気を持つことではないかと考えます。実は、このことは、東京ドームで歌う機会に恵まれた相馬子どもコーラスを代表してスピーチした当時小6の子に教えられました。「音楽で困難を乗り越える勇気」と。

相馬子どもオーケストラができた時から支えてくれてきたメンバーは今高校3年生。相馬でのステージは今日が最後です。君たちに送りたい言葉は、今日のプログラムでメインとなっているイギリスから。第2次世界大戦での英国の勝利を導いたチャーチル元首相は、多くの失敗や困難に直面しながら乗り越えてきた英雄です。

「成功は決定的でない。ただ、失敗も致命的でない。大切なのは、続ける勇気だ。」 若き音楽家たちの演奏を、どうぞお楽しみ下さい。」


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