相馬市内の小学校で実施している音楽による学校支援事業。
先日、委託元である文部科学省緊急スクールカウンセラー等派遣事業の外部評価検討会が、
市立山上小学校の音楽の授業にて行われました。
山上小は、市内でも山間部にほど近い全校生徒21人の小規模校です。
今回の金管教室には、3年生以上の15人の児童の皆さんが出席しました。
講師は、管楽器教室のホルン講師でもある山本先生。 はじめにご自身による演奏でモーツァルトのホルン協奏曲を聴かせてくださったほか、
ホルンの歴史や金管楽器の音の出る仕組みを、
水牛の角笛、ナチュラルホルン、(モダン)ホルン、トランペット、
ガス管とろうとを使った手作りホルンまで幅広く演奏しながら楽しく教えてくださいました。
子どもたちは、授業の最後にほとんど全員が質問したり感想を述べるほど、
熱心に集中して授業に参加していました。
授業の見学後、音楽療法士の先生方や相馬市教育委員会の担当の方等も交えて、
この取り組みについてのディスカッションを行いました。
旗野校長先生からは、山上小には、地理的に他の学校と離れていたり、
児童数が少なく音楽系の部活動の編成は難しい等の事情があるため、
普段の「音楽の授業」以外で生の演奏や
専門的な音楽教育に触れる機会があるということはとても意義深い、
というお話しを伺うことができました。
器楽講習や歌唱指導等も含めると、
市内の全ての小学校で毎年実施をしているこの学校支援は、
相馬という土地で大切に継続していきたい取り組みです。
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