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【相馬】10年という歳月


連日沢山の方にお越し頂き、

第8回エル・システマ子ども音楽祭 in 相馬は成功裏に終えることができました。


写真も含めた詳細な報告は後日させて頂きますが、

今日は、この音楽祭を最後に相馬子どもオーケストラ&コーラスを

卒業するメンバーについて触れたいと思います。


今回卒業するメンバーは、まさに、

相馬でエル・システマジャパンの活動が始まった時に、楽器や歌を始めたメンバー。


実は、2012年5月から相馬での活動は始まりましたが、

その年度は、あくまでも、将来のオーケストラ&コーラスの設立を目指した、

既存の小学校の部活動への支援。

2013年2月に開催された、中村一小器楽部、桜丘小マーチング部、合唱部、八幡小バイオリンクラブによる

合同コンサートが、初年度の成果でした。


そして、2013年4月から始まった、週末弦楽器教室で、

初めて、学校の垣根を越えた、希望する相馬市内の子なら誰でも参加できるという

エル・システマの理念を実践する場が出来ました。

合唱は桜丘小合唱部に中学生のOG、OBが加わる形で、

同年末からは他校小学生も参加できるようになりました。


そうです、当時小学校3年生で、初めて部活に入り、平日だけでなく週末も音楽に触れたいと

集まったバイオリンや歌が大好きな子どもたち。

大変な時も、楽しい時も、相馬子どもオーケストラ&コーラスの

10年の歩みと共に育ったのが今回の卒業生たちです。


コーラスからは音楽の道を志し、東京の音楽大学に進む、相馬の星とも言える、ひとみさん。


オケからはバイオリンの3人の卒業生。


この2年間コンマスとして引っ張ってくれ、

世界中のエル・システマで学ぶ子どもたちのオンラインネットワークにも

翻訳ツールを使いながら積極的に参加してくれたももかさん。


淡々としたキャラながらも、演奏へのこだわりは人一倍強く、

セカンドのトップとしてオケを支えてくれることが多かったあやなさん。


そして、中一小器楽部を経由しない初めての卒業生となるはやてさん。

指揮者としても活躍した彼は、12年の夏に実施したペーパーバイオリン教室に参加して、

その後、バイオリンができるかと期待を膨らませながらも、

実際始められるようになったのは、上記の理由で1年後となったという経緯があるので、感慨深いです。


卒業、おめでとうございます。

故郷には、素敵な先生と後輩たちがいつでも待ってますよ。

ステージなり、裏方なり、いつでも一緒に音楽を作っていきましょう!


こちらの写真は、子ども音楽祭の前身となる、

相馬子どもオーケストラ&コーラスとしての初めての舞台だった

2013年12月のクリスマスコンサート。

震災で再建された相馬市民会館もできたてで、

ひとみさん、ももかさん、あやなさん、はやてさんにとっても初舞台でした。

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