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「ろう者のオンガクを頭と身体で考えるサロン」第一回開催〜経験をふまえた言葉が満ちる場に


6月22日(木)にエル・システマジャパン・東京芸術劇場の共催で「ろう者のオンガクを頭と身体で考えるサロン」の第一回を開催しました。(東京芸術劇場ミーティングルームにて)


ファシリテーターには、雫境さん、牧原依里さん、松崎丈さん、西脇将伍さんをお迎えして、参加者は、ろう者・聴者を問わず、11人の方にお集まりいただきました。


今年の春は、都内アートギャラリーにおける、ろう者による芸術表現の新たな可能性を紹介する展覧会「〜視覚で世界を捉えるひとびと」や、慶応大学での「手話研究を通してろうコミュニティを考える」がたいへん盛況でした。今回のイベントへも多くの方がご応募くださいました。

雫境氏編「『LISTENリッスン』の彼方に」(2023) にもありますように、アートドキュメンタリー映画『LISTENリッスン』(2016)を巡っては聴者も語ることが多かったのですが、”ろう者のオンガク”の議論は、一昨年、昨年と、複数のろう当事者が進めてきました。



今年度は、さまざまな聞こえの方や聴者にも呼びかけ、ろう者のオンガクを見つめ、深めていく場になれば、と企画しました。

当日の参加者には音楽を専門にしたり関わったりしている若い人も多く、しかしながら、ろう者と接する機会は少なかった方もいて、最初は緊張もされていました。気づけば、「リズムとは?」をめぐり、各々の経験から沸き立つ”気づき”のやりとりが、途切れることなく続いていきました。時に、普段考えることのないような哲学的な問答にもなり、どなたにとっても刺激に満ちた初回となったようです。

第二回は8月31日の開催を予定しています。

また、「『LISTENリッスン』の彼方に」は絶賛発売中です。ろう文化や手話の世界についてもっと知りたい方へは、以下の映画もお勧めです。『ヴァンサンへの手紙』(2015)、『シニェ ー手話を話すー』(2017) _______________________________ エル・システマジャパンの「クリエイティブ・ワークショップ」など、事業・拠点ごとに寄付をすることができます。こちらから。 https://readyfor.jp/projects/fesjmonthly #elsistema #エルシステマジャパン #エルシステマ #elsistemajapan #クリエイティブワークショップ #東京芸術劇場 #ろう者 #牧原依里 #雫境



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