【弦楽りぼん】カナダとの交流イベント
- エル・システマジャパン

- 6月12日
- 読了時間: 3分

5月31日、カナダのエルシステマ団体 OrKidstra と Sistema New Brunswick の子どもたちが、弦楽りぼんの拠点の3つの児童養護施設を訪れ、交流イベントを行いました。
今回は、「広尾フレンズ」での様子をお届けします。
はじめは、広尾フレンズの弦楽りぼんメンバーによる歓迎演奏からスタート!曲の紹介も自分たちで英語で行い、元気いっぱいの演奏でカナダの皆さんを迎えました。

その後は、Sistema New Brunswick 音楽監督のトニー先生の指揮で、カナダの子どもたちと一緒にパッヘルベルの「カノン」を合奏。私たちからのリクエストでカナダの皆さんが準備してくださいました。
普段はバイオリンだけの弦楽りぼんですが、この日はビオラやチェロ、コントラバスも加わり、特別感のある豪華な編成に。
カナダの子どもたちの温かく力強い音に引っ張られ、広尾フレンズの子どもたちの音もどんどん素敵な音色になり、ひとつに音がまとまっていきました。

最後は、カナダの子どもたちによるミニコンサート。
世界の民謡やカナダの曲などを、トニー先生の楽しい解説とともに演奏してくれました。
ラストの「Tico Tico」では、リズミカルな演奏に合わせて奏者の動きも加わり、会場は大盛り上がり。
「自分たちもTico Ticoを弾いてみたい!」と、広尾フレンズの子どもたちが興奮していました!
イベントの後は、お土産をいただいたり、おしゃべりを楽しんだりと、あたたかな交流の時間となりました。

イベントを通じて広尾フレンズの子どもたちからは、
「カナダの人と演奏できてとても嬉しかった」
「また一緒に演奏したい」
「今度はカナダに行って演奏してみたい」
「音楽での交流は今まで感じたことのない楽しさや嬉しさがあった」
といった感想がありました。


広尾フレンズでの交流を終えた後、カナダ一行はバスで横浜の高風子供園へ移動しました。まずはカナダの子どもたちによるミニコンサートからスタート。高風子供園の子どもたちは、集中してじっくり聴き入っていました。

その後は、カナダ側が提案してくれた「Black Jack」という曲を一緒に合奏!高風子供園ではバイオリン以外の楽器や、指揮者と一緒に演奏するのは初めてで、「指揮者が構えたらバイオリンも構える」「手を下ろしたらバイオリンも下す」など、合奏の基本を学びながらの合奏となりました。
Sistema New Brunswick の音楽監督のトニー先生によるユーモアあふれる指導に、子どもたちの笑い声あふれる楽しい時間でした。
演奏のあとはみんなでお茶会をし、カナダの子どもたちと楽しく歓談していました。

続いて訪れた新日本学園では、ミニコンサートのあとに、ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」を合奏。こちらも、指揮者と一緒に演奏するのは初めての体験でした。カナダの子どもたちの迫力ある演奏に目を輝かせる子どもたちの姿が印象的でした。
イベント終了後には、お互いの好きな音楽の話をしたり、チェロやコントラバスを間近で見せてもらったりと、交流を楽しむ姿が見られました。

OrKidstra、Sistema New Brunswick のみなさん、弦楽りぼんの3施設すべてに足を運んでくださり、またそれぞれの施設に合わせたプログラムを用意していただき、本当にありがとうございました!本当に素敵な体験をさせていただきました!

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文化活動は、食べることや学ぶことと同じように、心を豊かにするために保障していきたい子どもの権利のひとつです。












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