大阪大学にて行われたイベントに東京子どもアンサンブルと舞鶴子どもコーラス、カナダのエル・システマの子どもたちが参加!
- エル・システマジャパン
- 6月13日
- 読了時間: 3分
更新日:6月26日
東京子どもアンサンブルが万博でコンサートの舞台に立った翌日の6月7日(土)、
大阪大学中之島センターにて、日本とカナダのエル・システマの子どもたちが集い、特別イベント「シリアスゲームと音楽で体感する多様性と共生」に参加しました。


このイベントは、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)「SSI学生のつどい」、いのち会議、すなばコーポレーション株式会社、そしてエル・システマジャパンの共同開催で行われたものです。


イベント前半では、社会課題をリアルに体感できるシリアスゲーム「Get The Point」のユニバーサル版である『タッチ・ザ・ポイント』を開発者のすなばコーポレーション株式会社社長の門川良平さんがナビゲートしてくださいました。視覚障害者にも対応したバージョンで、触ることで形や数がわかるようになっています。4~5人が一つのテーブルを囲み、目の見え方も様々なら、英語・日本語も話せる、話せないと様々なバックグラウンドを持っています。最初は、様子を見ながら控えめに話していた子どもたちでしたが、日本語や英語や、ボディランゲージや実際に触ること、などあらゆるコミュニケーションを試みて、最後はあちこちで歓声も上がるほど盛り上がり、ゲームを楽しんでいました。


イベント後半では、それぞれの演奏の発表が行われました。
舞鶴子どもコーラスは、着物の羽織を全員まとって身振り手振りも交えて、元気に歌い、東京子どもアンサンブルは、万博でのステージを経て、自信をもって歌えている様子がうかがえました。そして、東京や大阪、と日本各地で、日本のエル・システマの子どもたちと共演してくれたカナダのオーキドストラとシステマニューブランズウィックの子どもたちは、カナダにちなんだ曲や「リベルタンゴ」などを集中力を切らさず、見事に演奏してくれました。最後は、全員で、オスカー・ピーターソンの「自由への賛歌」を日本語で合唱。大きな拍手でお互いを称え合いました。


ゲームで打ち解け、お互いの演奏も聞いた後だけに、その後ランチを食べながら、あちこちで子どもたちは楽しそうにコミュニケーションをとっていました。名残惜しそうに、それでも笑顔でそれぞれのhomeへと帰っていた子どもたち。この一日は、彼らにとって国籍、障害、様々な違いを超えて、かけがえのない経験となったに違いありません。素晴らしい機会を作って下さった、すなばコーポレーション、いのち会議、大阪大学SSI、そして電子ピアノをこの日のために特別にお貸しくださったローランド株式会社のそれぞれの皆様に、深く感謝いたします。ありがとうございました。


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