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《子どもたちを支えるアーティストー ④アレクシス・カルデナスさん》

ベネズエラは、これまでに様々な音楽家を生み出してきました。

本日ご紹介するアレクシス・カルデナスさんもその一人です。


ベネズエラで、首都カラカスに次ぐ第二の都市であるマラカイボに生まれ、

9歳よりバイオリンを始めましたが、なんとその3年後にはメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲第2番をマラカイボ交響楽団と共演、さらに13歳ではチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を共演したという驚くべき神童ぶりを発揮していました。


その後、ジュリアード音楽院やパリ国立音楽院など世界の名だたる音楽教育機関にて研鑽をつまれ、カナダ・モントリオール国際コンクールにて第2位、そしてフランスのドゥエー国際コンクールでは第1位など、様々な国際コンクールで賞を勝ち取ってこられました。

現在では、パリのフランス国立イル・ド・フランス管弦楽団の第1ソロコンサートマスターを務められています。


また、クラシックだけでなくジャズやポピュラー音楽も得意とする大変多才なアーティストとしても知られ、アコーディオン界の雄として知られるリシャール・ガリアーノ氏やジャズ・ヴァイオリニストのディディエ・ロックウッド氏など、世界的スターとも共演をしています。


そんなカルデナスさんが日本の子どもたちと出会ったのは、2018年12月のこと。福島の二本松にて開催された、カルデナスさんとピアノ奏者の上田晴子さんのデュオ・リサイタルに、相馬子どもオーケストラの30名が招かれました。


子どもたちは、リサイタル本番を客席で聴かせていただいただけでなく、アンコールで「G線上のアリア」を共演する機会に恵まれました。

リサイタルにて、彼の驚異的なテクニックと美しく力強い音色を聴いた子どもたち。

アンコールの本番では、アレクシスさんが演奏とともに突然指揮もしてくださる姿にきっと感化されたのでしょう。本番終了後にアレクシスさんが「何か指示を出すと、それを受け取って音楽に乗せようとするのが分かったし、子どもたちからものすごいエネルギーが返ってくるのを感じた」とおっしゃるような思いのこもった演奏を作り上げることができました。

裏方のスタッフの皆さんがリハーサルからの成長具合に感嘆しておられ、また会場のお客様からも「素晴らしい演奏だった」と多くの感想をいただきました。



子どもたちにとっても鮮烈な記憶に残るアンコールとなりましたが、

今回の世界子ども音楽祭での共演を本当に楽しみにしています。


誰もが感嘆し、うっとりするようなカルデナスさんの音色ですが、実はこの世界子ども音楽祭関連企画として2つのチャリティコンサートが予定されています。


1つ目の3月31日は、2018年と同じくピアニストの上田晴子さんとのデュオ・リサイタル。2つ目の4月9日は、アレクシス・カルデナスが率いるラテン・ジャズ・カルテットです。


どちらもHakuyu Hall / 株式会社 白寿生化学研究所さんとの共催にて、東京のHakuju Hallでの開催。 チケットは1月16日より、Hakuju Hallチケットセンターにて発売開始いたします。

なお、この両チャリティコンサートの収益金はエル・システマジャパンへ寄付されます。


ぜひ、ベネズエラが生んだ驚異のバイオリニストの美しい音色を聴きにお越しください。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

エル・システマジャパン「世界子ども音楽祭2020」関連企画 アレクシス・カルデナス&上田晴子 デュオ・リサイタル

3月31日(火) 19時開演 Hakuju Hall

出演:アレクシス・カルデナス(バイオリン)、上田晴子(ピアノ)

曲目:プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.80、ラヴェル:ツィガーヌ ほか

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エル・システマジャパン「世界子ども音楽祭2020」関連企画 アレクシス・カルデナス・カルテット 4月9日(木) 19時開演 Hakuju Hall

出演:アレクシス・カルデナス(バイオリン)、ホルヘ・グレム (クアトロ)、ゴンサーロ・グラウ(ピアノ)、 ロベルト・コック (コントラバス)

曲目:ピアソラ:オヴリヴィオン、ポンセ:エストレリータ ほか

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