top of page

日本の子どもたち ①東京ホワイトハンドコーラス

世界子ども音楽祭に出演する、日本の子どもたち紹介の第一弾、エル・システマジャパンより東京ホワイトハンドコーラスをご紹介します。


2017年、耳が聞こえない・聞こえにくい子どもたちが中心となって、手話を基に歌詞の世界を表現する東京ホワイトハンドコーラスの活動が始まりました。


この翌年、目が見えない・見えにくい子にも広がり「声隊」を結成。

白い手袋をはめ「手歌」によって表現する「サイン隊」と、発声によって歌う「声隊」が対の活動となり、

今では重複障害の子どもや障害がない子どもなど、多様な子どもたちがともに楽しみながら、より美しい音楽を生み出すべく日々練習に励んでいます。




世界子ども音楽祭において、東京ホワイトハンドコーラスの子どもたちのステージは2日間にわたります。


4月3日のコーラスステージで、相馬子どもコーラスの子どもたちとともに歌う「あめつちのうた」。

音楽から空や、水や、風や、たくさんのものを感じ、それらを愛して大切にしていってほしいという思いのもとに生まれたこの曲の魅力は、子どもたちの透き通った歌声のハーモニーに加え、そのみずみずしい感性から生み出される手歌です。

手の動きだけでなくその表情や体の動きにも惹きつけられます。


4月4日は、何と言ってもベートーヴェンの第9。合唱に加え手歌によって「歓喜に寄せて」を表現します。

ベートーヴェンが聴力を失う中でも苦難を乗り越えて生み出したこの交響曲は、大曲中の大曲。

小さな子どもたちにとっては難易度も高く、日々の練習では子どもたちも、先生方も試行錯誤の真っ只中ですが、だからこそ、その難しさ、大変さを乗り越えた時には、様々な困難に立ち向かう力を子どもたちに与えてくれるに違いありません。


最近の記事
bottom of page