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大槌では無事全ての練習が再開されています


幸いにも岩手県では新型コロナウィルス感染者が出ていないこともあり、大槌プロジェクトでは、平日の子どもセンター、吉里っ子スクール、そして週末教室、全て再開出来ています。

子どもセンターでは、4月から新しいお友達も増え、今までは、お兄さんやお姉さんにお世話になっていた子ども達も『先輩』になりました。ヴァイオリンの持ち方や正しい音を聴かせるためのお手本となる事が増え、一段とたくましくなってきました。吉里っ子スクールでは、しばらくヴァイオリンから離れていた子ども達が再び楽器に触れ、素晴らしい集中力を見せてくれています。

週末教室では、今まで取り組めていなかった『教え合う』という事に焦点を当てながら、練習しています。以前は、4月初旬に行われる予定だった世界子ども音楽祭のためにベートーベン第9交響曲を練習していました。オーケストラの大曲を学ぶことは、子ども達にとって、とても大変な事でした。

しかし、音楽祭に間に合うように必死に曲を仕上げようと追われるように練習していたことも事実でした。今回、時間が出来たことで、久しぶりに弦楽アンサンブルの曲を振り返る時間ができました。みんなで演奏すると、「すごく楽しい!」音と音が合わさる事を実感できる楽しさに気づき、オーケストラの中で演奏する楽しさとは違う喜びを感じることができました。

今までB譜(簡略化された楽譜)を演奏していたお友達も一緒にオリジナルの楽譜を演奏しよう!と子ども達同士が教え合っています。友達と会える事や何気ない話ができる事、日々当たり前だった事に感謝しながら練習しています。

皆様、応援よろしくお願い申し上げます。

(大槌担当:櫻井)

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