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佐藤花音 Encuentros ロサンゼルス・ハリウッドボウルのステージで演奏



8月2日、数々の名演が行われてきた著名な野外音楽劇場・ロサンゼルスのハリウッドボウルで、Encuentrosの本番が行われました!


この日のために書かれ、世界初演となったベネズエラのジャンカルロ・カストロ・ダッドーナの「Encuentro Obertura Festiva」は、名前の通りお祭り気分たっぷりで踊りだしたくなるような特徴的なリズムの曲。ソロもたくさんありましたが、それぞれの奏者が素晴らしく演奏していました。


ゲストのエスペランサ・スポルディングがベースを弾き語りながらオケとバンドと共演したウエイン・ショーターの「Gaia」は、まさに森羅万象を思わせる曲。

あるときは木々の葉のこすれる音、あるときはさざなみ、そしてある時は、星の瞬きまで感じられるような美しいひとときでした。



そしてドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。米国ロサンゼルスで、世界中から人種も言葉もバックグラウンドも違う若手音楽家が集まってこの曲を奏でる、ということが、チェコからアメリカにやってきた作曲者ドヴォルザークの境遇に重なります。


奏者ひとりひとり、そして指揮するドゥダメルもが、ドヴォルザークが感じたように異国と故郷の素晴らしさを想い、表現する熱演に聴衆も感じ入り、盛んな歓声と拍手が送られました。


終演後のレセプションでドゥダメルさんに佐藤花音さんとの共演について、聞くことが出来ました!


「花音のことはもちろん覚えてるよ!私たちは、サントリーホールで、YOLAのキッズと共に演奏したよね!本当に素晴らしい経験だった。だから、彼女がここにこうしてきてくれて、この素晴らしいencuentrosの一員として心を一緒にして、それもここハリウッドボウルで、演奏できてとてもうれしいよ。これからも花音がんばってね!!」



また、このオケは世界中のトップオケ奏者が指導に携わっていましたが、ベルリンフィルのホルン奏者のサラ・ウィリスさんもコメントしてくれました。

「私は、日本でPMFで演奏し、その後まっすぐここにきたので、花音に会えてうれしかったです。花音は、たくさんのスペイン語が飛び交う中で、きっと大変だったはず。ラテンアメリカの人たちのやり方は、日本のやり方ととても違うから。日本がとても統制されていて静かなのに比べて、ラテンアメリカの人たちは、声も大きいし、時々無秩序!だしね。でもそんな二つの違う世界の人たちが集まったということは、とても素晴らしいことだと思う。日本のみなさんは花音を誇りに思っていいと思います」



ステキなコメントをくださったお二人に感謝しています!


Encuentrosは、4日カリフォルニア大学バークレー校で再び公演を行い、みなそれぞれ帰国の途に就きます。

花音さんにも帰国後、ぜひ感想を書いてもらう予定ですので、どうぞ楽しみにいてください!!!



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