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弦楽りぼん児童養護施設プロジェクト・新日本学園の子どもたちが東京交響楽団メンバーと共演!!







先週13日(水)、エル・システマジャパンが弦楽りぼん児童養護施設プロジェクトを行っている、川崎市内の新日本学園で「川崎市フランチャイズオーケストラ・東京交響楽団市内巡回コンサート」が開催され、弦楽器教室の子どもたちが東京交響楽団の弦楽四重奏メンバーの皆さんと共演しました!



今回、東京交響楽団の事務局の方が、新日本学園の子どもたちが弦楽器教室でバイオリンを習っていることを知って下さって「一緒に演奏しましょう」とお声がけいただき、実現したものです。


子どもたちが共演したのは「きらきら星+喜びの歌」。4月から練習してきたこの2曲を、なんと東京交響楽団ヴィオラ奏者の多井千洋さんが、子どもたちの主旋律はそのままに、弦楽四重奏バージョンとして、前奏や間奏をつけて、この日のために特別に作曲してくださいました。




出演した11人の子どもたちの中には、この日、集合時間よりもずっと前に集まって、自主練習している人もいました。全員揃った本番前の東響の皆さんとのリハーサルでは、少し緊張した様子でしたが、そこでコツをつかんだのか、本番ではとても堂々かつ、のびのびとした演奏を披露していました。


このコンサートは、新日本学園で暮らす小・中・高校生や先生が鑑賞していて、弦楽器教室の子どもたちの好演にさかんに拍手を送ってくれました。

また、この共演の一曲以外に、東京交響楽団の皆さんは、クラシックの曲から、ジブリやディズニー作品など、子どもたちのなじみのある曲もたくさん用意してくださり、子どもたちは、弦楽四重奏の素晴らしい演奏を楽しんでいました。


演奏した子どもたちに感想を聞くと、「ちょっと緊張したけど楽しかった。」「うまく弾けて良かった。」「うまくいったので、これからバイオリンが弾けるって自慢したい。」など、共演した喜びを口々に話してくれました。

施設に勤める3人の先生方も、4月から子どもたちと一緒にバイオリンを習い始めて、この日、一緒に共演してくださり、次のように話してくださいました。 「子どもたちが楽しそうで、本当に良かったです。この素晴らしい機会が彼らのこれからのモチベーションにつながるといいなと思います。貴重な経験でした。」


東京交響楽団の皆さんも「皆さん最高でした!こうして演奏先で、一緒に児童の皆さんがバイオリンを弾いてくださることはなかなかないので、僕たちにとっても貴重な機会でした。」「自分がバイオリンを始めて間もないころ、こうしてみんな一緒にきらきら星を合奏をしていたことを思い出して懐かしかったです。」と話してくださいました。




東京交響楽団の皆さん、新日本学園の先生方、また弦楽りぼん児童養護施設プロジェクトの指導者の先生、指導ボランティアの皆さん、ご協力をありがとうございました!

子どもたちがこれからも楽しく弦楽器教室を続けていけるように、活動を進めてまいりたいと思います。

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文化活動は、食べることや学ぶことと同じように、心を豊かにするために保障していきたい子どもの権利のひとつです。

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