東京子どもアンサンブル・相馬子どもコーラスコーディネーターの室です!
- エル・システマジャパン
- 3月15日
- 読了時間: 2分

この度、東京子どもアンサンブルと相馬子どもコーラスのコーディネーターに着任しました、室清美と申します。以前は広報インターンとしてエル・システマジャパンに携わっておりましたが、今回縁あって戻ってくることができ、大変嬉しく思っております。
私は、イギリスの音楽大学にて、コミュニティーミュージックについての修士研究をおこない、日本での地域に根差した音楽づくりの発展の可能性と課題について学びました。
音楽には人との結びつきを生み、強め、広げていく力があります。
現代での音楽の楽しみ方といえば、演奏会に行ったり、録音されたものを聴くというかたちが主流になっていますが、誰もが主体的・日常的に、皆で音楽づくりを楽しめる場があれば、真の共生社会が生まれ、分断や孤独など、様々な社会課題の解決につながっていくと信じています。そのような音楽活動を日本で普及させていくことを、自身のライフワークと捉えています。
東京と相馬の練習に参加するようになってから、子どもたちから学ぶことが多くあり、日々勉強の毎日です。
新メンバーや見学者をあたたかく迎え入れ、手助けが必要と気づいたら、さりげなくサポートする様子。メンバー卒業の際は、惜しみつつも、それぞれの言葉で心からエールを送り、「いつでも戻ってきてね、ずっと待っているよ」と声をかける様子。リーダーを決める際も、お互いを尊重しながら素直な意見を出し合い、皆が納得できるかたちで決めていく様子。
「これが自然とできる大人ははたしてどれほどいるだろうか?」と、考えさせられます。
何より、子どもたちの歌声には、心が洗われ、活力が湧いてくるような、言葉では言い表せない底知れぬ力があります。
これから、子どもたちが伸びやかな声を、いつまでもどこまでも響かせていけるよう、そしてそれを一人でも多くの方に聴いていただき、応援していただけるよう、尽力してまいります。
まずは今月、3月22日(土)の相馬子ども音楽祭(相馬子どもコーラス出演)
と、3月28日(金)のトヨタ青少年オーケストラキャンプ特別コンサート(東京子どもアンサンブル出演)
Comentarios