日本とカナダのエル・システマによる交流演奏会、無事終了!
- エル・システマジャパン
- 6月5日
- 読了時間: 3分
更新日:6月12日

6月1日、東京音楽大学池袋キャンパスにて、日本とカナダのエル・システマ団体による交流演奏会を開催しました!
日本からは、相馬子どもオーケストラ、大槌子どもオーケストラ、駒ヶ根子どもオーケストラ、カナダからは、OrKidstra、Sistema New Brunswickが参加。
さらに、国立カナダナショナル管弦楽団の奏者の皆さんが指導者として加わり、音楽を通じた素晴らしい交流の一日となりました。

最初は拠点紹介からスタート。
それぞれの拠点の代表の子どもたちが、自分たちの地域や活動について発表。英語が得意な子は通訳なしで堂々とプレゼンテーションしてくれました。
午前中は、Sistema New Brunswickの音楽監督トニー先生の指導のもと、日本とカナダの子どもたち全員による全体合奏のリハーサルを行い、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ第1楽章と、カナダの作曲家マーガレット・マリア作曲のSpring!を練習しました。

昼休憩を挟んで、午後も合同練習は続き、エル・システマジャパン音楽監督・木許裕介先生の指揮でモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章、再びトニー先生の指揮でピアソラのリベルタンゴを練習しました。

その後は拠点ごとの演奏発表。日頃の練習の成果を披露しました。
相馬子どもオーケストラは団員めいなさんの指揮でモーツァルトのディヴェルティメント ヘ長調第1楽章、木許先生の指揮で吉松隆のアトム・ハーツ・クラブ・カルテット第1楽章を披露。堂々とした勢いのある演奏でトップバッターを務めました。

続いては、大槌子どもオーケストラと相馬子どもオーケストラの合同演奏でヴィヴァルディの《四季》より「春」第1楽章を演奏。ソリストは、大槌子どもオーケストラのフェロー澤舘優里佳さんが務め、素晴らしいソロと、息の合った合奏に大きな拍手が送られました。
駒ヶ根子どもオーケストラはヴィヴァルディ《弦楽のための協奏曲 ハ短調》を指導者・横田真規子先生の指揮のもと、難易度の高いパッセージにも集中力を切らさず、全楽章を堂々と演奏しました。

最後はカナダ合同オーケストラ(OrKidstra と Sistema New Brunswick)による演奏。
「Trois Blizzard」、「Adoration」、「Postcards」、「Blue Rhytmico」、「Jupiter」、「Tico Tico」と、ジャンルも国も多彩な曲を披露。ノリノリの演奏にとても盛り上がりました。

拠点ごとの演奏では、それぞれの拠点の子どもたちからも大きな拍手が送られ、お互いを称え合いました。

拠点発表のあとは、国立カナダナショナル管弦楽団の常任指揮者・ヘンリー先生と、奏者を迎えての合同合奏リハーサル。先生方の指揮で、子どもたちの音がどんどん変わっていきました。

そしていよいよ、保護者やクラウドファンディングの招待券をご購入くださった皆様へ向けての合同合奏本番!一日のはじまりは緊張していた子どもたちも、国や言葉を超えて仲間と打ち解け、心を一つにした力強い演奏を届けてくれました。

今回の交流演奏会は、クラウドファンディングを通じてご支援くださった皆様のおかげで無事に開催することができました。
子どもたちにとって、言葉を越えて音楽でつながるかけがえのない経験となりました。
ご協力・ご尽力いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

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