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【東京】ベルリン・フィルのホルンカルテットとの交流会

 先週末、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のホルン奏者ユン・ゼンさん、パウラ・エルネサクスさん、ヨハネス・ラモトケさん、アンドレイ・ズストさんの4名が東京子どもアンサンブルを訪問し、特別演奏会を開いてくださりました。



世界一流の演奏家を前にして、緊張の面持ちの子どもたちでしたが、日本語を交えながら楽しく話しかけてくださる4名の方々に、すぐにいつもの笑顔が戻ってきました。



冒頭、東京子どもアンサンブルは歓迎演奏として「さくらさくら」を歌いました。

アカペラ曲への挑戦は初めてでしたが、指揮の古橋先生の息遣いを頼りに、静寂の中から迫力あるハーモニーを響かせました。

ベルリン・フィルの方々は、「美しい歌声を聴いて本当に感動しました。涙が出ました」「桜の季節に来日したことはないのですが、皆さんのおかげで日本の桜を感じられました」と、感想を伝えてくださりました。



ホルン四重奏の演奏は、子どもたちが興味を持つような曲紹介とともに、ロッシーニ作曲「狩りのランデヴー」やビゼー作曲「カルメン組曲」などをご披露いただきました。部屋中に広がるうっとりするような心地よい響きに、一曲一曲、拍手が鳴りやみませんでした。



曲の合間には、「ホルンを触ったことはありますか?」と、一人一人に楽器を触らせてくださりました。持ち方を教えてくださったり、子どもの頭にベルを乗せてくれたりなど、貴重な経験に皆大喜びでした。



その後は子どもたちと、モーツァルト作曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」をワーク・イン・プログレス(演奏を作り上げる過程も含めて公開する)形式で共演してくださりました。ピアノ伴奏とは一味違う、ホルンの重厚な響きに支えられ、子どもたちの歌声も深みを増していきました。



感想&質問コーナーでは、「小さい頃からCDで聴いていたベルリン・フィルを生で聴き、喜びで胸がいっぱいです」といった感想や、「ホルンを始めたきっかけは?」「音楽で一体感を感じた瞬間は?」など、子どもたちが考えてきた質問に耳を傾け、ユーモアを交えながら答えてくださりました。

「音楽とは、互いに幸せを与え合う交流の場です。私たちも演奏し続けるので、皆さんも歌い続けてください」と、優しく声をかけ、子どもたちと握手してくださったお姿が印象的でした。



子どもたちによる絵、点字のメッセージ、折り紙で飾られた歓迎の張り紙は、「今回のツアーで一番のお土産です!」と、ドイツに持ち帰ってくださりました。

集合写真に写る子どもたちは、これほど嬉しそうな顔は初めて見た!というほど、皆満面の笑みです。

一生の思い出となる、貴重な交流会となりました。


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文化活動は、食べることや学ぶことと同じように、心を豊かにするために保障していきたい子どもの権利のひとつです。


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