牧原依里さん、第76回芸術選奨 文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)を受賞!
- 7 日前
- 読了時間: 2分

“ろう者のオンガク“を追求されてきたクリエイティブ・ワークショップ講師の牧原依里さんが、このたび、芸術選奨 文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)を受賞しました。
世界陸上・デフリンピックの東京開催にむけたTOKYO FORWARD 2025文化プログラムとして、東京都、アーツカウンシル東京、東京藝術大学の主催による舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」が、昨年11月に公演されました。総合監修は日比野克彦学長、ろう者である牧原さんが作品の構成・演出。同じくろう者の講師である雫境さんがドラマトゥク、西脇将吾さんがオンガク・クリエイション・スタッフを担当され、ストーリーにおいて、ろう者の文化としてのオンガクが、壮大に、あるいは少人数で親密に、展開されました。
舞台作品とその制作プロセスによって、関わる人々や観客におそらくこれまでに感じたことのない体験をもたらし、一つの芸術作品が社会を変えうるのを目の当たりにして、見えにくかった社会構造を“遭遇“という形で浮かび上がらせた芸術の力に感銘を受けました。
私たちも、オンガクについてのさまざまなディスカッションや学校現場での子どもたちとの実践に立ち会い、積み上げてきたなかで、インクルーシブな文化活動でのマジョリティ側の無意識のまなざしに敏感であり続けたいと思います。
牧原さんは、視覚と手話を中心とする人たちの生物学的な身体感覚の視点から作品制作にずっと取り組んでいますが、そのほかに2017年より「東京国際ろう映画祭」を立ち上げ、トット基金との準備期間を経て、総合ディレクターとして「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」に繋げています。準備期のみですが、オンガク部門で関わらせていただけたことは、かけがえない時間であったと思います。多岐に渡るお仕事を含め、心より敬意を表します。
最後になりましたが、受賞理由です。
「構成・演出を担当した舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」では、ろう者と聴者の感覚や言語の違い(手話言語と音声言語)を背景とする社会課題が可視化され、社会と芸術を架橋するとともに、違いを超えて他者とつながる新たな芸術回路を創出し、芸術文化の公共性の在り方を更新した。また「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」(総合ディレクター)では、これまでに構築した国内外のネットワークを活(い)かし、ろう者の文化や芸術表現を社会に開く活動を幅広く展開した。」









コメント