世界子ども音楽祭2021に出演する、東京ホワイトハンドコーラスをご紹介します。
「東京ホワイトハンドコーラス」は、2017年にきこえない子どもたちを対象に立ちあがり活動が始まりました。そして翌年よりみえない子どもたちも迎え、当事者性が尊重される多彩な表現力を追求しています。ホワイトハンドコーラスは25年前に南米ベネズエラで生まれ、視覚・聴覚障害や自閉症、発声に困難を抱える子どもたちがともに活動してきていますが、白い手袋をして歌の世界を表現したことから、広義にホワイトハンドコーラスと呼ばれてきました。
東京ホワイトハンドコーラスは、自己表現と包摂的な交流を促し、子どもの頃から多様性をポジティブにとらえていくことで共生社会の実現することを目的として活動しています。現在では「サイン隊」と、「声隊」が対の活動となり重複障害の子どもや障害がない子どもなど、多様な子どもたちがともに楽しみながら、より美しい音楽を生み出すべく日々練習に励んでいます。
サイン隊と声隊は新型コロナウイルスの影響で昨年春からオンラインでの練習方法を模索し試行錯誤を重ねながら活動してきました。