東京ホワイトハンドコーラス

​「東京ホワイトハンドコーラス」のビジョン

「東京ホワイトハンドコーラス」は、障害の有無にかかわらず、子どもたちを中心にみんなが自分らしさを大切にしながら、互いに思いやれる社会を目指しています。あらゆる子どもたちが主体的かつ相互的に学べるコーラスは、自己表現と包摂的な交流を促し、多様性をポジティブにとらえる共生社会の実現へとつながります。

社会福祉法人トット基金理事長

黒柳徹子さんからの

メッセージを読む

子どもたちの“自己表現”の場

  • 学校や家庭以外の安心・安全な場所での、主体的で相互的な学び(アクティブラーニング)、自己肯定感の醸成

  • 共創の理念により育まれる他を思いやる心

  • 音楽性を追求することでの自律心・自尊心

子どもたちの“包摂的交流”の場

  • 障害の有無にかかわらず、誰でも参加できる場としての機能

  • 地域内外の人と広くコミュニケーションを取る機会による多様な刺激

  • 多様な経験を通して自分自身で夢を描く力

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イベントレポート

今、そして、これからの社会をより包摂的に構築していく子どもたちの力

みんなが自分らしさを大切にしながら互いに思いやれる社会

「東京ホワイトハンドコーラス」の活動 

〜みんなに開かれた共創の音楽〜

ろうの子どもたちを対象に2017年に立ち上がった「東京ホワイトハンドコーラス」は、2018年より盲の子どもたちも迎え、障害という概念を超えて美しい音楽を一緒につくる素晴らしさを追求しています。ホワイトハンドコーラスは南米ベネズエラで20数年前に生まれ、これまで視覚・聴覚障害や自閉症、発声に困難を抱える子どもたちがともに活動してきた実績があります。参加者全員が白い手袋をして生き生きと歌の世界を表現したことから、「ホワイトハンドコーラス」と呼ばれるようになりました。

 

日本では、障害のある子どもが主体的に参加できる芸術活動はまだ限られています。聞こえない子どもも見えない子どもも、みんな豊かな表現の世界を持っていますが、自分とは異なる障害を持つ子どもや、障害の程度が違う子ども、障害のない子どもが互いに交流する機会はあまりありません。実際に子どもたちの状況は様々で、みんながコミュニケーションをとれる場には工夫が必要です。例えば、聴覚障害でも、聞こえない子、少し聞こえる子、異なる手話をつかう子、読話のできる子、先天的・後天的など、いろいろな背景の子どもがいます。

2017年10月に東京芸術劇場で開催した『エル・システマ・フェスティバル2017』では、「東京ホワイトハンドコーラス」、福島県の「相馬子どもコーラス」、ベネズエラから来日した「ララ・ソモス」とホワイトハンドコーラス、被災地支援から生まれた大人の「フェローオーケストラ」という国籍も年齢もコミュニケーションの方法も異なるグループがひとつのステージで共演しました。それぞれの個性が音楽によってつながり、一層の輝きを放った音楽に、ステージも客席も共創の力を実感しました。

 

​共催パートナーの東京芸術劇場と共に、エル・システマジャパンは今後、参加者の対象を少しずつ広げ、障害の有無にかかわらず、希望する子どもは誰でも一緒に学べる仕組みを整えていきます。そして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で東京都が実施する文化芸術プログラムとのコラボレーションをはじめ、社会へ向けて子どもたちが多様性のすばらしさを発信してゆける活動を予定しています。ご支援くださる企業・個人の方がいらっしゃいましたら、ご連絡をいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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動画集

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​〈指導者紹介〉

写真左から  コロンえりか、レオナルド・メンデス(ベネズエラ の特別支援プログラムディレクター)、井崎哲也

教室の運営には手話通訳のボランティアの方にもサポートをいただいています。

井崎哲也 

東京ホワイトハンドコーラス指導担当

佐賀県出身、東京教育大学附属聾学校卒業。1974年、東京パントマイム研究所でパントマイムを習い、1980年には「東京ろう演劇サークル」(1981年に「日本ろう者劇団」に改称)の設立に参加する。1982年よりアメリカ合衆国のプロろう者劇団「ナショナルシアター・オブ・デフ」のメンバーとして1年半参加した後、日本ろう者劇団に復帰する。日本ろう者劇団の代表代行を務めている。なお、NHK教育テレビジョンの手話講座番組『NHKみんなの手話』に、講師として出演していた他、1995年日本テレビのドラマ『星の金貨』の手話指導をも手がけた。2009年の映画『ゆずり葉-君もまた次のきみへ-』には、ろうあ連盟の大川事務局長役で出演している。

コロンえりか 
エル・システマジャパン芸術監督(東京ホワイトハンドコーラス)

ベネズエラ生まれ。聖心女子大学・大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院、声楽科修士課程を優秀賞で卒業。同年ウィグモアホールデビュー。モーツァルト・フェスティバル(ブリュッセル)、宗教音楽祭(フィレンツェ)、日英国交150年記念メサイア(ロンドン)でソリストを務めるなどヨーロッパと日本を中心に国際的に活躍するソプラノ歌手。これまでパリ・オペラ座メンバー、国内の主要オーケストラはじめ、キリ・テ・カナワ、ジョン・バエスなどと共演。代表曲は父エリック・コロンが平和への願いを込めて作曲した「被爆マリアに捧げる賛歌」でCD出版されている。聖心女子大学在学中は「聴覚障害の子どもと音楽」について研究し、ワークショップを 行なったり、コンサートで共演するなど長年関心をもって取り組んでいる。現在4児の母。

古橋富士雄

エル・システマジャパン音楽監督(コーラス)

指揮法を斎藤秀雄,高階正光、神谷一衛、作曲を島岡譲、矢代秋雄、ピアノを宮島敏の各氏に師事。これまでに日本のオペラ界の草分け的存在である「原信子オペラ研究所」の専属ピアニスト、「NHK東京児童合唱団」常任指揮者(音楽監督)、桐朋学園大学音楽学部講師、東京家政学院短期大学講師、日本合唱指揮者協会理事長、浜松市アクトシティ音楽院音楽監督、日本コダーイ協会理事を歴任する。特に40数年に渡り「NHK東京児童合唱団」を愛情と情熱に満ちた指導により世界レベルの合唱団に育て上げ、国内外数多くの賞を受賞し、日本における第一線の演奏団体に育てた氏の力量は称賛されている。

現在10の合唱団の音楽監督を務める他、NHK「Nコンon the Web」の解説者としてレギュラー出演している他、全国各地での講習会、コンクールの審査等、常に合唱界の指導的立場を担っている。又、2012年9月より福島県相馬市の子ども達を対象に、東日本大震災後の復興支援活動として、エル・システマジャパンの合唱アドバイザーとして指導にあたっている。NHK東京児童合唱団名誉指揮者、日本コダーイ協会諮問委員、日本合唱指揮者協会常任相談役。

メディア掲載

  • 一緒に歌おう!~聞こえない子と見えない子の合唱団(前・後編)『NHKハートネットTV』(2018年12月)

  • 聞こえない子どもたちが伝える心のハーモニー『NHK Eテレ「ろうを生きる、難聴を生きる」』(2018年5月)

  • 歌世界をカラダ中で表現するパフォーミング・アーツ「手歌」を共創する東京ホワイトハンドコーラスの試み『ONTOMO』(2018年4月)

  • 音楽は命の花である—光野桃、音楽の原点に出逢う『T JAPAN』(2017年12月)​​

  • 聴こえなくても音楽を共に創り、表現し、みんなで楽しむ  『T JAPAN』(2017年8月

  • 日本初の「手」で歌う合唱団 聴覚障害の子参加 都内で25日から始動『毎日新聞』(2017年6月​)

  • ベネズエラ発ハンドコーラス、日本に上陸『NIKKEI STYLE』(2015年12月)(2015年12月)

主催

令和元年度 文化庁 障害者による文化芸術活動推進事業

助成

​協力

​協賛